正負の減法
フクロウ博士
前回は足し算について考えたの。
ペンギン君
今回は何をするのですか?
フクロウ博士
今回は引き算について考えていこうと思う。
ペンギン君
足し算の時はそんなに難しくなかったので今回も楽勝ですよ。
フクロウ博士
それはどうかな。引き算は少し手こずるぞ。
ペンギン君
えっ!それじゃあ、しっかりしないといけないですね。
フクロウ博士
理屈がわかれば簡単なので理解を深めれば大丈夫じゃ。
減法
引き算のことを減法といい、その答えのことを差と呼びます。正の数同士の引き算は小学校でも習った通り、
と計算できることは理解できると思います。でもこの引く数をからどんどん大きくしていくとどうなるでしょうか。
減法の法則
を超えた時点で、小学校までの習ったことでは計算できなくなってしまいました。
ではどうすればいいのでしょうか。数直線を使って考えてみましょう。
上のようになります。つまりですね。
それでは、最後の形に注目してください。
この形は足し算のと同じ図になっています。
つまり、と
は同じ答えになるのです。
では違うところはどこでしょう。それは、減法が加法に変わって、後ろの数字の符号がプラスからマイナスになっています。
減法の計算の仕方
実は、減法は加法に変えることができ、そのために、後ろの数字の符号を逆にします。
こう考えると、すべての減法を加法に変えることで、加法の計算として解くことができます。
それでは問題を解いてみましょう。
(1) (2)
(3) (4)
(5) (6)